池に沈んだ遊女采女の塚
どんな伝承か
台東区の橋場に采女塚がある。寛文の頃(一六六一〜七三)、吉原に采女という名の遊女がいた。采女はわけあって、ある夜ひそかに池に身を沈めた。土地の人々はこれを哀れに思い、その霊を弔うためにこの塚を築いたと伝えられている。
原典より
寛文(一六六一―七三)の頃、吉原に采女という遊女がいて、故あって、ある夜池に入ったという。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・昭和51年(1976)刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・昭和51年(1976)刊)
大島建彦・渡辺千佳子『武蔵の伝説』(角川書店「日本の伝説」シリーズ・昭和51年=1976刊)を全799話・伝説単位で収録(巻頭「はじめに」は除く)。旧国「武蔵」=東京都・埼玉県および神奈川県の一部(川崎・横浜など)にまたがる伝説を、木/石・岩/水/塚/坂・峠・山/祠堂/家・村/祭礼・行事 の八部門に分類して集成する(内訳 東京都371・埼玉県353・神奈川県75話)。