恐山に響く霊界のささやき声
どんな伝承か
霊声、すなわち普通の人の耳には聞こえない霊界からのささやき声は、深夜から夜明け前までの間が最も捉えやすい。昼間はノイズが多いという。著者はこれを、地球の自転にともなう正体不明の振動エネルギーと結びつけて考える。青森県下北半島にある恐山は、霊界からのささやき声が聞こえるところとして昔から有名だが、この場所の北緯約四一度付近では、すべてのものが毎秒約三五〇メートルの速さで東へ動いており、人の体温における音の伝播速度とあわせ考えると、そこには霊界の声を捉え、検波し受信する仕組みの手がかりが存在するのではないかという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元世界の謎(内田秀男・1970年(昭和45年))
『四次元世界の謎』は、内田秀男が昭和四十五年に著した超常現象の論考集である。月刊誌『電波技術』に昭和三十八年から四十三年まで「あなたは信じますか」の題で書いた記事を抜き出したもので、魔の踏切、十三日の金曜日、地震予知、お守り札、幽霊写真、虫の知らせなどを、筆者の体験と磁場・電波の実験をもとに論じる。項目ごとに小見出しで区切り、多数の図表と写真を添える。