磁場が逆転する見通しのよい踏切
どんな伝承か
内田秀男は、事故の多い交差点や踏切には、現場の数秒手前に磁場が急変する地点があり、そこで手足が誤って動くのだと説く。週刊誌の依頼で都内のいわゆる魔の踏切を調べたところ、そう呼ばれる踏切には、手前で時間によって磁場の向きと強さがふいに変わる特徴があったという。新宿を起点とする西武新宿線の上石神井、武蔵関、東伏見の付近には、左右の見通しがよいのに年に四、五件以上の事故が起きる踏切が点在する。調べると、おそらく架線の送電区間の切り方の関係で、踏切の二メートルから六メートル手前で磁場の向きが逆転していた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元世界の謎(内田秀男・1970年(昭和45年))
『四次元世界の謎』は、内田秀男が昭和四十五年に著した超常現象の論考集である。月刊誌『電波技術』に昭和三十八年から四十三年まで「あなたは信じますか」の題で書いた記事を抜き出したもので、魔の踏切、十三日の金曜日、地震予知、お守り札、幽霊写真、虫の知らせなどを、筆者の体験と磁場・電波の実験をもとに論じる。項目ごとに小見出しで区切り、多数の図表と写真を添える。