η星の指す先で落ちた全日空機
どんな伝承か
昭和四十一年二月四日、羽田空港に着陸する寸前の全日空機が東京湾へ落ち、日本の民間航空史上最大の事故となった。著者は、事故の直接の原因とは別に、機長がどのようにして四次元の世界へ入り込んだのかを星座早見盤で調べている。高橋機長は午後四時に羽田を発って札幌へ向かい、午後五時五十分に折り返して、午後七時一分ごろ羽田付近で事故を起こした。出発した午後四時の時点で、北斗七星の第七星、揺光と呼ばれるη星は北を向いていたという。つまりその刻には北の方角に入口が開いていたのだ、というのが著者の見立てである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元世界の謎(内田秀男・昭和50年代刊)
内田秀男編『四次元世界の謎』を全72話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。