断食祈願の中岡桂園に垂れ下がる生卵
どんな伝承か
兄の命を救おうと、中岡桂園は自らの命を差し出す覚悟で断食を始めた。一年間に口にしたのは米五合と卵五個だけであったが、それでも生きられたのは、毎日どこからともなく生卵二個が数珠つなぎになって垂れ下がり、「これを食べるがよい」という声とともに、口が自然に開いて腹へ入っていったからだという。やがて守護神が宮崎県鵜戸神宮であることがわかり、神が乗り移るようになった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・1973年(昭和48年))
『日本の四次元』は、鈴江淳也が昭和四十八年に著した超常現象の取材記である。幽霊の出る家や競馬場、古武士の怨念、守護霊、心霊写真、新幹線の四次元地帯、心霊治療、物品引き寄せ、てのひら療法、比婆山の怪獣やツチノコ、死後も占う易者犬などを、当事者を訪ねて聞いた話として記す。「幽霊と怨念の世界」から「動植物の驚異」まで六部に分け、あとがきで大陸書房刊『日本の奇談』『現代の怪奇』に続く第三弾と述べ、問い合わせ先を挙げる。