藍島と馬島の神棚の祀り方
どんな伝承か
藍島と馬島では、どの家にも必ず神棚があるという。まつるのは皇大神と氏神のほか、藍島では出雲大社と八坂神社の札、馬島では恵比須神である。藍島では田の字型の間取りの家が多く、その場合は座と座敷との境に神棚を作るのが一般的だという。間取りの異なる家もあるが、大体において座の壁に神棚がある。かまどの上には荒神様の棚を設け、火の守り神として札をまつるのは、両島とも同じであった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。