城主の鎮守から始まる大積の天疫神社
どんな伝承か
門司区大積の天疫神社は創立年代が不明であるが、文明年間に大積丸山の城主大積上総介隆鎮の鎮守としてまつられ、のちには大積村の鎮守となって、正保三年に現在地へ移された。疫病が流行した際には参拝者が多かったという。祭日は十月十日で、この日には市指定無形民俗文化財の大積神楽が奉納される。境内には水天宮と海御前碑などがある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。