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小竹恵比須神社の十日戎と力石

所在地福岡県北九州市若松区大字小竹(恵比須神社)
年代伝承
登場漁師の若者
出典北九州市史 民俗

どんな伝承か

北九州市若松区小竹の恵比須神社では、一月十日に十日戎が行われる。青年の禊を主たる神事とする裸祭で、正月十日の日没から浦の漁師や若者がふんどし一丁の裸になり、村の氏神である「おえべつさん」に集まって、焚き火で体を温めながら冷酒を頂く。夜がふけるとお祓いを受け、松明に火をともして海岸へ走る。火を消さぬように海中へ入って禊を行い、汐井をとり、力石を拾って、その石を抱いたまま裏山の恵比須神社まで石段を一息に駆け上がり、石を神社に納める。次いで二キロ離れた小竹の白山神社に汐井を献じ、豊漁と航海の安全を祈る。海中の石で一番大きく重いものを拾った若者が、村一番の良い男とされた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)

『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。

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