正福寺の報恩講とアズキ飯
どんな伝承か
小倉南区道原の浄土真宗正福寺では、一月中旬の報恩講、五月二十一日の宗祖降誕会、十一月下旬の永代経法要が営まれる。中身は他の地区とほぼ同じだが、報恩講のときに出るのがおはぎではなくアズキ飯である点が異なる。このほか、田植えのあとで殺してしまった虫を供養し豊作を願う皆作法要、毎月の法話会、仏教婦人会、随時開かれる仏教男子会がある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。