口説につれて踊る天籟寺の盆踊り
どんな伝承か
天籟寺の盆踊りは市の無形民俗文化財で、隣り合う小倉藩側の踊りの流れも受けているという。曲は思案橋、調子踊り、七つ拍子、大津絵の四つがあり、太鼓に乗せた口説きに合わせて踊る。江戸時代から町をあげての行事で、盆の八月十三日を皮切りに十六日、十七日、二十日、二十四日と踊り継がれてきた。戦争のさなかから戦後しばらくは途絶えていたが、昭和三十年代に安田富美子らが力を尽くして復活させた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。