鎌取の地名
どんな伝承か
千葉県千葉市の鎌取町一帯は、もともと千葉氏の馬のまぐさ刈り場だった。千葉氏が佐倉へ移ってからは、この土地は奥方の化粧免として入会地となった。それからは、ここへ草刈りに来る農民の鎌を調べ、一丁につき銭十六文を徴収して佐倉の城へ差し出していた。また盗み刈りをした者の鎌は取り上げたので、そこから鎌取の地名が起こったという。
原典より
鎌取町一帯はもともと千葉氏の馬のまぐさ刈り場だったが、千葉氏が佐倉に移ってからこの土地は奥方の化粧免(けしようめん)として入会地となった。—— 千葉市の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
千葉市の伝説(平野馨)
『千葉市の伝説』は、平野馨が千葉市内に伝わる伝説をまとめた文章である。日本武尊と弟橘媛、行基、千葉氏の祖と天女、源頼朝、徳川家康・家光にまつわる話を中心に、神社仏閣・塚・泉・池・橋・地名の由来や、千葉笑い・雨降かっこなどの行事の起こりを集める。五十余りの短い項を古代から近世へおおむね時代の順に並べ、見出しに町名を添え、ところどころに別伝や発掘調査の結果を書き添える。