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鎖でつながれた大雲寺の女郎買地蔵

所在地埼玉県桶川市西一丁目(大雲寺)
年代伝承
登場和尚
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

桶川市桶川の大雲寺の境内には、東を向いて四体の石の地蔵が並び、そのうちの一体が女郎買地蔵である。正徳三年に寺の七世のときに造られた像で、背中に鉄の環が付いている。中山道の宿場だった桶川宿は米穀の取引で栄え、紅も産したので遊女たちがこれを唇に差し、歌声の絶えない町だった。地蔵も夜ごと寺を抜け出して女郎買いに通ったため、見とがめた和尚が戒めとして背に鉄環を打ち込み、鎖でつないだ。それからは夜遊びをやめたといい、背の環は今もそのまま残っているという。

原典より

地蔵尊も夜な夜な抜け出て、女郎買いをした。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。

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