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千住の貸座敷で騒動を起こした少年二人

所在地東京都荒川区南千住
年代明治十四年四月
登場伊之助、河村徳造、富士米造、加賀見新右衛門、伊之助の父、貸座敷の主(相模屋)
出典日本怪奇集成-明治大正昭和篇

どんな伝承か

浅草区浅草二十四番地の富士米造の長男伊之助と、同じ町の河村徳造は、ともに十二、三歳ながらませた子どもで、伯父たちが女郎買いほど面白いものはないと話すのを聞き、自分たちも行ってみようと相談した。二円足らずをこしらえ、十三日の夕暮れに千住南組の貸座敷、加賀見新右衛門方の店先で女郎を買いたいと申し出る。妓夫は変わった客だと二階へ通し、二人は団子や饅頭を食い散らかした。床入りでは徳造が相方を亡き母に似ていると泣き出し、伊之助は寝ぼけて欄干から小便を落として階下の客を濡らす。騒ぎは警察沙汰となり、罰金と弁償を負わされた親たちが二人を背負って連れ帰った。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方 編著)

『日本怪奇集成-明治大正昭和篇』は、富岡直方が編んだ怪奇実話集である。明治元年から昭和七年までに各地で起きた幽霊や狐狸の怪、畸形や奇病、天変や奇瑞、世相の珍事を、当時の新聞・雑誌の記事と筆者自身の聞き書きから集めている。明治・大正・昭和の三篇に分け、話ごとに年月を掲げて通し番号を振り、新聞記事を引いたうえで紙名を末尾に添える形を基本とする。

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