トップ > 沖縄県の伝承 > 那覇市

平敷屋朝敏、安謝の浜で斬られる

所在地沖縄県那覇市字安謝
年代近世(享保期の事件)
登場平敷屋朝敏、処刑された士人
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

平敷屋朝敏は、才華は在五中将のごとく、生涯はなお遥かに数奇であった。どこの国でも策略をもって老いた政治家と闘えば敗れる。彼が十四人の同志とともに安謝の浜辺で斬られたのは、その三十六の歳であった。妻は官に没せられて婢となり、孤児は与那国の島に流され、今はもう家の衰運を歎くべき子孫も残っていない。天久の人里を少し過ぎて、安謝の悲しい故跡へ下りて行こうとする坂の口には、道に面してナナユーフィの墓がある。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

種別から探す

処刑史蹟

那覇市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第1巻』の伝承