大根の穴から酒が湧く炭焼長者
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どんな伝承か
和賀郡に行われている炭焼長者の話。木樵が二人で山に泊まり、同じ夢を見た。二人の家に男と女の子が生まれ、女の子は塩一升に盃一つ、男の子は米一升の家福だと山の神の御告げがあった。翌日帰ると果たして子が生まれていた。成長して夫婦となり家は繁昌したが、女房が塩を一日一升使い、酒を絶やさず大気に振る舞うので、小心な夫は離縁してしまう。出された女房が腹が減って大根島で大根を抜くと、その穴から酒が湧き出た。歌いながら飲んで行くうち日が暮れ、山中の一つ家の鍛冶屋に無理に泊めてもらうと、翌朝は鍛冶場のものが何もかも金であった。それを主人に教えて町へ持ち出し、売って長者になったら、そのあたりが町になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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