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福姫を美女に変えた美人川

所在地青森県青森市浪岡大字五本松羽黒平(美人川)
年代伝承(口承)
登場炭焼藤太、妻福姫
出典日本伝説大系 第1巻

どんな伝承か

炭焼藤太の妻となる福姫は、もとは醜い容貌を嘆いて日々を過ごしていた。あるとき神のお告げを受け、羽黒平の小川で顔を洗い化粧をしたところ、たちまち姿が変わって美しい女になったという。それより、その川を美人川と呼ぶようになった。福姫がそのとき歯黒筆を地面に挿しておくと、筆から根が出て杉の木に育った。人はこれを楊子杉と名づけ、あたりを歯黒平と呼ぶようになったと伝える。美しくなった福姫は炭焼藤太のもとへ嫁いだという。

原典より

昔炭焼藤太の妻福姫とてありしが元来醜婦にて常に悲観せり、一日お告げありて羽黒平の小川に洗面化粧せしところ忽ち化して美人となる。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第1巻』は、叢書『日本伝説大系』のうち北海道と青森県の伝説を収めた巻である。人間の始めやコロポックル、アイヌの神謡、岩木山一代記、おしら祭文、義経や弘法大師の事跡、狐や大蛇の話、地名や神社の由来などを、口承の資料を中心に採る。伝承地を記した例話を冒頭に置き、〔類話〕〔文献〕〔参考〕の欄で各地の類話の梗概と近世以後の文献の原文を添える編み方をとる。

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