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岩田・万蔵、西宮で酒盛り

所在地和歌山県西牟婁郡上富田町岩田
年代約六十数年前(幕末頃)
登場万蔵、者、神隠しに遭った者
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

紀州西牟婁郡岩田の万蔵という者が神隠しに遭い、三日目に宮の山の笹原の中で寝ているのを発見された。甚だしく酒臭かったという。神に連れられて摂津の西ノ宮まで行き、盆の十三日の晩、大勢が集まって酒を飲む席に混じって飲んだと語った。同じ郡の上三栖の米作という人も二昼夜神に隠され、空中を飛行し諸処の山谷を経巡ったと語った類話がある。約六十数年前、宇井可道翁の璞屋随筆に載る話として伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第4巻』は、柳田国男の著作を集めた定本の一巻である。岩手県遠野の伝承を佐々木鏡石から聞いて書いた「遠野物語」、山に入った人や神隠しを論じた「山の人生」、河童・ひだる神・一つ目小僧・天狗などを扱い妖怪名彙を付す「妖怪談義」を収める。ほかに「山人考」「史料としての傳説」「比丘尼石の話」「山人外傳資料」「『イタカ』及び『サンカ』」「山民の生活」など、山人・漂泊民・妖怪をめぐる論考を併せる。

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