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活動小屋の帰りにタンスを下げたムジナ

所在地千葉県市川市行徳一丁目
年代伝承
登場語り手、萩原とくら若い衆
出典市川の伝承民話 第1集

どんな伝承か

行徳の一丁目に、旧行徳郵便局の裏あたりに汚い活動小屋があり、十銭で入れた。芝居のある日は太鼓を叩いて町を回った。語り手の家に集まる若い衆におごってもらって皆で見に行き、十時半頃に終わると、腹が減るので近くのそば屋で八銭のかけそばを食べ、十一時頃に帰った。石橋の側まで来て、おじ横町のあたりを騒ぎながら来ると、皆が四軒町という家へ駆け込む。どうしたのかと聞かれ、今あそこでタンスが下がってきてひどい目にあったと言い、一服してから急いで家へ帰った。それは狐ではなくムジナの仕業だったと語られる。

原典より

提灯置いて逃げて来たのは、お婆さんじゃねえだよ、お爺さんだよ。—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))

『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。

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