トップ > 千葉県の伝承 > 市川市

庚申講の料理の人魚を食べた子供の八百年

所在地千葉県市川市北国分
年代伝承
登場庚申講の客と子供
出典市川の伝承民話 第1集

どんな伝承か

松戸の本郷はこの土地の始まりだといい、まだ近辺が海だった頃の話として語られる。ある家の庚申講に呼ばれた人が、月夜の晩、片隅に人間らしい物が寝ているのを見つけ、料理を開けると人間だった。皆で食わないと申し合わせたが、酒に酔って土産に持ち帰ってしまう。家では女房に人間だから食わせるなと言ったが、それを知らない子供が食べてしまった。実は人魚で、食べた者は何年経っても死なない。その子は年老いて周りの人が皆死に、話し相手もいなくなって箱を背負い旅に出た。どこまで行っても死なず、若狭の郷で八百年生きて死んだといい、その名がいまも残ると語り手は祖母から聞いた。

原典より

9 平将門と南天10 愛宕神社の二神体11 里見姫と弁天様12 禅照庵の子育て地蔵14 腹切坂15 地名由来 (1)〜(3)〔行徳・南行徳〕16 ごんたく坊さん (1)〜(2)—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))

『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。

種別から探す

人魚八百比丘尼不老不死伝説庚申講人魚の肉

市川市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『市川の伝承民話 第1集』の伝承