御酒落(おしゃらく)
どんな伝承か
おしゃらくは、時季を問わずおびしゃなどの折によく演じられた素人芸で、今でいえば万才のようなものだったという。演目の中には「かっぽれ」があり、紀伊国屋文左衛門が嵐のときに江戸へ蜜柑を運んだ話を唄ったものだと説明される。「沖の暗いのに白帆が見え あれは紀伊国蜜柑船」と唄い出す文句が伝えられている。それをやったような人は今は皆亡くなってしまったと、国分の山崎多吉が語った。
原典より
あれやったような人、今は皆死んじゃったからね。—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。