戦場跡に建つ小学校の七不思議
どんな伝承か
松戸の矢切小学校には、七不思議が何十もあるという。夜に体育館の戸を開けると手がたくさんある、音楽室のベートーベンの肖像画の目が動く、ピアノがいきなり鳴り出す、ロダンの考える人が追いかけてくる、といった類である。学校は江戸川の近くにあってとても古く、昔は戦場で墓でもあった所に百十何年前に建てられたため、落ち武者が追いかけてくるという話もよく聞かれた。七不思議を七つ全部知ると死ぬと言われるが、この学校のものは七つ以上あるだろうと語られている。
原典より
井上 学校の七不思議って七個全部知ると死んじゃうっていいません。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年))
『市川の伝承民話 第7集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十一年に発行した民話資料集である。平成四年度から六年度にかけて市川市の柏井・須和田・宮久保・原木・稲荷木と国分高校ほかで行った採訪の聞き書きを、話者の息継ぎや方言を残したまま収める。世間話・伝説・昔話・唄と諺・年中行事・生活譚・現代若者の学校話の七部に分け、巻末に話者紹介と会員の採訪記、あとがきを付す。