短大七号館のピアノ室に響く無人の演奏
どんな伝承か
松戸の短大では保育科の学生の間でピアノ室の怪談が語られていた。課題曲が弾けず自殺してしまった学生がいるという噂があり、夜になると誰もいないはずのピアノ室からピアノの音が聞こえたり、弾いている最中に背後から「ここ違うよ」という声がしたりしたという。守衛が見回りに来た際にも、誰もいないのにピアノが鳴っているのを確認したことがあったと語り手は話している。
原典より
2 部室の怪3 国府台小学校の七不思議4 口裂け女5 特急坂の怪6 小塚山の怪7 銀行の窓に出るドレスの女8 霊感の強い友達唄の譜例虫送りの譜例—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。