新聞が伝えた市内の学校の七不思議
どんな伝承か
地域新聞『市川よみうり』が「市川市内の学校の七不思議」という特集を組み、語り手はそれを小学生のころに読んだと回想する。校庭の柳の枝が垂れて地面に着いたとき、朝礼台の上に前の校長先生の亡霊が現れる、雨で朝礼が流れると朝礼台に校長の亡霊が立つ、階段を昇るときと下るときで段数が違い、その一段が死んだ校長の体に関わるといった話が並んでいたという。七不思議と称しながら六つしか挙がらず「七つ目の秘密は誰も知らない」とするものもあった。記録者は、地域新聞が伝承に関わっている点に注目したいと注記している。
原典より
4 八柱霊園の幽霊5 怪談話の方式6 林間学校の怪7 学校は老人ホーム国分高校演劇部OB会1 学校は老人ホーム2 国分高校の怪談3 劇場調光室の幽霊4 NHKホールの幽霊—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。