狐に化かされた話
どんな伝承か
田んぼの端を歩いていた男が、ものすごくきれいな女に「お兄さん、ちょっと寄ってらっしゃいよ」と誘われ、誰も見ていないから話でもしてみようと寄って行ったところ、変な草むらへ引っ張られて、その先が分からなくなった。気がつくと、便所から汲んだ肥やしを埋けた大きな樽の中に入り、「いい湯だ、いい湯だ」と言っていたという。通りかかった人に「おめえ何をやってんだ、うんこ樽の中じゃねえか」と言われて引き上げられ、川へ飛び込んで洗ってもらったが、臭くて臭くてどうにもならず家へは帰れなかった。二時間以上も入っていたのだろうと語られた。
原典より
II 伝説下貝塚1 オヤボッケ2 ワダのサガ(1)~(2)3 小田山を通った里見の落ち武者4 番神さま5 コンコンさま(1)~(2)宮久保1 袖掛け松—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成初期刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成初期刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第6集』を全140話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。