狐に回された話 (2)
どんな伝承か
大野にサンシカという所があり、電気の具合が悪いというので語り手が出かけたところ、帰りに家へ来る道が分からなくなった。これも狐だ、狐に回されたのだという。昼を食べてから出て、日も長く、一時間もかからないで着くはずの道のりであったのに、着いたときには相手の家の人がもう夕飯を食べていた。長く生きているといろいろなことがあるものだと語る。
原典より
ほんでね、大野にサンシカ(?)あってですよね、サンシカあってね、電気具合悪いから行ったらね、そしたらうち来んの分かんない、やっぱあれも狐っせってね、狐に回されちゃってね、からあっちの方。—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成初期刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成初期刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第6集』を全140話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。