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台風二十四号の洪水と浮いた畳

所在地千葉県市川市本北方
年代一九八一年一〇月(台風二十四号)
登場向後和知・長山直裕・松村孝志
出典市川の伝承民話 第6集

どんな伝承か

語り手たちが中学一年だった一九八一年の秋、台風二十四号による洪水があった。学校が休みになるほどで、床下浸水した家が多かった。大柏川の川べりに住む友人は、朝起きると玄関のそこまで水が来ていて外へ出られなかったという。理髪店の友人の家では店に毛布を敷いて水を吸わせ、一階の畳を上げて二階へ運んだ。別の友人は足が冷たいので飼い猫が小便をしたのかと蹴飛ばしたが、起きてみると畳が浮いていたのだと語られる。昭和学院の前の低い所では車の屋根がわずかに見えるほど水が溜まり、自転車で回ると腰まで浸かって歩けなかったという。

原典より

4 不幸の手紙ほか5 北小の笛と宮小のリコーダー6 イッキ飲みの唄(1)~(5)2 口裂け女3 学校の七不思議4 八柱霊園の幽霊5 怪談話の方式—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))

『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。

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