犬はもと三本足
どんな伝承か
富津市に伝わる由来譚。昔、犬の足は三本しかなく、歩き回るのに不自由していた。これを見た弘法大師がかわいそうに思い、いつも囲炉裏から動かない五徳の足を一本もらって与えた。おかげで犬は四本足となって機敏に動けるようになり、五徳は三本足になって今も囲炉裏でじっとしている。犬が小便のとき後足を一本上げるのは、大師からもらった足を大事にし、その恩を忘れないためだと伝わる。
原典より
昔、犬の足は三本しかなく、歩き回るのに不自由をしていた。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
平野馨編『房総の伝説』を全245話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。