トップ千葉県の伝承長柄町

くらつこ鳥

所在地千葉県長生郡長柄町味庄
年代伝承
登場おくら、おぐら、子を鷲にさらわれ化鳥になった女
出典日本伝説叢書 上総の巻

どんな伝承か

百舌鳥より少し大きく、一方の羽は白く一方の眼が黒い、くらつこ鳥という鳥は、くらっこ、くらっこ、と悲しそうに鳴く。昔々、おくらという女が路傍に我が子を寝かしつけて麦取り草取りに一所懸命になっていた。そこへ一羽の鷲が飛んで来て、あれよと思う間に、路を這っていた我が子をさらって飛び去ろうとする。おくらは慌ただしく田から飛び上がり、解けかかった腰巻を脱ぎもあえず鷲を追いかけたが、とうとう我が子は戻らなかった。それからおくらは鳥になり、くらっこと鳴きながら我が子の行方を尋ね歩いた。羽の一方が白く一方が黒いのは、慌てて駆け出した時の姿であるという。

原典より

百舌鳥よりも少し大きい、一方の羽は白く、一方の眼の黒い、くらつこ鳥といふ鳥は、くらっこ、くらっこ、と悲しさうに鳴く。—— 日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定))

藤沢衛彦編『日本伝説叢書 上総の巻』を全218話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

種別から探す

化鳥母子腰巻子さらい

長柄町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説叢書 上総の巻』の伝承