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鮭延寺に葬られた儒者熊沢蕃山

所在地茨城県古河市大堤(鮭延寺)
年代江戸時代
登場熊沢蕃山、巨勢直幹、蕃山の門人・行状の記録者
出典日本伝説叢書 下総の巻

どんな伝承か

古河の大堤にある鮭延寺に、江戸初期の儒者熊沢蕃山の墓がある。蕃山は備前の池田侯に仕えて二十七歳で登用され、大飢饉のときには国政を任されて九万人にのぼる飢民を救い、堤や池を修め学校を興し、寺を減らして淫祠を壊すなど大きな改革を行ったと伝えられる。のちに藩を離れて松平氏に仕えたが、幕府にとがめられて古河に留め置かれ、七十三歳で没してこの寺に葬られたという。門人の巨勢直幹らがその行状を記している。鮭延寺は鮭延越前守の旧臣たちが主君のために建てた寺だとされる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 下総の巻(藤澤衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 下総の巻』は、藤澤衛彦が編著し、大正七年の緒言と大正八年の序を添えた下総国の伝説集である。平将門・佐倉宗吾・真間の手児奈・累などを中心に、千葉県と茨城県西部にまたがる旧下総の城跡・寺社・墓・橋・井戸などにまつわる伝説を、地誌や古記録の引用を交えて収める。緒言で百七十九編を収めると述べ、国名の由来から始めて、話ごとに所在の町村名を付した見出しを立てて並べる。

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