トップ千葉県の伝承南房総市

増間の宿

所在地千葉県南房総市増間
年代治承四年(源頼朝)
登場源頼朝、土肥実平、安西景連、頼朝が向かった館の主
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

治承四年八月二十九日に安房へ着岸した源頼朝は、猟島に入り、安西景連の館へ向かおうと駒を急がせたが、途中で日が暮れたため、ますま(増間村)という所で宿を乞うた。ところが家の主人は頼朝らの落魄を侮って断り、やむなく居室へ通した。主の寝所に薦の重ねてあるのを見て、土肥実平が頼朝のために一枚を求めたが、主人は、薦は正月でなければ用いないものだと言って頑として応じず、頼朝も実平も敷板の上に臥した。これより、この家の者は畳を用いるまで薦を敷くことができず、強いて用いれば祟りがあるという。「房総志料」は、これは一軒だけでなく一村すべてがそうだと記している。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)

藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

種別から探す

源頼朝祟り禁忌

南房総市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説叢書 安房の巻』の伝承