國司神社
どんな伝承か
安房郡館山町大字沼の里に、国司神社(国司明神)と呼ばれる神祠がある。安房守源親元がこの地を去るとき、慕って泣きながら従う州民のために紐を解いて記念に与えたという。永久二年、里人は親元の仁政を偲んで邸址に祠を建てて祭った。当初は親元の忌日である正月十六日を祭日としたが、今日では六月十六日に改められている。親元は堀河天皇の永長元年に安房守に任じられ、後に沼の地に住んだと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。