鉄杖を地に挿した時頼と火守神社
どんな伝承か
君津郡天神山村の相川に鉄杖山がある。文応元年六月、北条時頼がこの地に立ち寄って休み、手にしていた鉄の杖を地面に挿し、末長く火を守れと言い残したという。それでこの山を鉄杖山と呼ぶようになり、山上に建つ社は火守と名づけられた。今も火守神社として祀られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))
『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。