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七夕に朝寝をして凶事を避ける家

所在地宮城県柴田郡村田町沼辺(朝寝屋敷)
出典日本伝説名彙

どんな伝承か

山の上に朝寝屋敷と呼ばれる家がある。この家では毎年七月七日に、日が高く昇るまで朝寝をするのが習わしだという。その朝、松の上にかかる雲が源氏の白旗のように見え、それを目にすると一年のあいだ必ず凶事に見舞われると恐れて、わざと寝過ごすのだと伝える。この地方では前日に七夕を祀った笹竹を、早朝から川へ流す習わしがある。日が高くなるまで朝寝することを、この屋敷に限らず広く朝寝屋敷と呼んでいる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))

『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。

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