墓じるしの木を傷めると罰があたる
どんな伝承か
昔、貧しい人々は碑を建てられず、木を植えて墓じるしとした。また、ぬれぎぬを着せられて殺された人や、無念の思いを残して死んだ人々のしるしとして木を植えた。沼辺の清海法印、川崎町の子持ちくるみの木、殉死者の火葬場の松などがそれである。こうした木には「思い」が込められているので、伐ったり枝を折ったりといういたずらをすると罰があたるといわれ、その言い伝えはいまだに残っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)