めどつを生んだ山の上の家の妻
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どんな伝承か
二戸では河童をめどつと言う。五十年ほど前、福田の子なさせ婆さんが、一生に一度おかしな者を取り上げたことがある。山の上に住む寅という者の妻がめどつを生んだのである。産のとき呼ばれた産婆は大切な物を懐に忘れたといって帰ってしまい、代わりに福田の産婆が頼まれた。それでも生まれず、無理に生ませると、頭の上に袋があり、こわすと水が一升ほど出た。この水がある間は千人力で生まれなかったのだという。指は手足とも六本、鼻の穴は一つであった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)
松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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