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観音神社の天狗の杉と大雪の笑い声

所在地滋賀県長浜市高月町唐川(観音神社)
年代大正八年
登場今井清右ヱ門
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

滋賀県伊香郡高月町唐川(現・長浜市)の話。大正初期のこと、郷里の村の湧出山の麓にある観音神社の境内には、樹齢三百年以上という杉が十本余りあり、その一本には毎年シメ縄をかける。天狗の止まる木として伝えられ、深夜に天狗が宿るという。寒月の夜は天狗が笑うと言い、祖母が子供たちに「昨夜天狗が大声で笑ったので大雪が降る」と言った後には大雪が降り、それが大体当たった。夏に雨が降らないときは酒を供えて雨乞いも行われ、深夜に天狗が羽をパタパタさせると雨が降るといわれた。雨乞いは大正八年が最後だが、今も毎年シメ縄は張り替えられる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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天狗笑い

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