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刀の守り役が語るガマ仙人の興行

所在地宮城県白石市小原大熊
年代現代
登場高橋十蔵、ガマ仙人、高橋十蔵の叔父・術者
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

宮城県白石市小原大熊での聞き書きである。語り手はガマ仙人の甥にあたり、二十三のときから刀の守り役として梯子と刀の番をして各地を回った。刀は全部で十一本持って歩き、大阪、神戸、岡山、四国、東京の浅草でも興行した。岡山では刀がなまくらだと言う者があり、誰の刀でもよいと貸してもらった備前長船を梯子にして上がったが、やはり切れなかった。上がるときは気合いをかけ、一段ごとに守り役が神に祈った。仙人は五十歳頃から修行して術を覚え、生臭やネギを断っていた。死に方はふつうで、頭を殴られて川にはまり、助けられて三日ほどで死んだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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