祖父が四、五才頃のことを話してくれました
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どんな伝承か
高知県土佐市の話。祖父が四、五歳の頃、家の裏山にくびっちょ(小鳥をとる罠)を掛けておき、翌朝ひとりで調べに行くと、あたりでカサカサと音がした。その方を見ると、山の南側にあるお宮の方から、小牛ほどの大きさで茶系統の毛をつけた怪物が、のっそりのっそりと歩いてきて、祖父のすぐ前を通り抜け、そのまま北の方へ消えていった。形は見たことも聞いたこともない、言葉では表現できないものだったという。祖父は生涯その正体が分からず、不思議で仕方がないと語っていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)
松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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土佐市の伝承
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