これは私が小さい頃祖父からよく聞かされた話です
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
高知県土佐市の話。祖父が三十七、八歳の頃、家から一三キロ離れた小才角小学校の校長をしていた。人家から歩いて五分ほどのカーブの下に「おひさ淵」と呼ばれる河原淵があり、昔そこでおひさという人が身投げしたと伝わる。月のない暗闇の晩、祖父が自転車で通りかかると谷が割れるような音がして岩ほどの石が脇をかすめて落ち、続いて小牛ほどの大きさでふさふさした長い毛をつけ、赤い目をぎらつかせた何かが近づいてきたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)
松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
種別から探す
土佐市の伝承
広告枠(AdSense)