屋根に上げた飯を持ち去る三峰山
どんな伝承か
明治二十三、四年頃の話である。同じ家では毎朝、三峰山にお供えするといって女の手にかけず、主人が神棚に飯を上げた。そしてそれを下ろすと、今度は屋根の上に上げておくのだった。次の朝に見ると、飯はなくなっていた。夜のうちに三峰山が来て持って行くとのことであった。民間伝承六巻十二号に載る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)
松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。