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東大泉**(2)

所在地東京都練馬区東大泉
年代現代
登場下村澄子、記録者(文)
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫
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どんな伝承か

昭和四六年頃、東京都練馬区東大泉の家に、茶色の混じったペルシャ系の雄猫が迷い込んできた。ソファーに悠然と寝そべる王者の風格で、先住の赤虎猫も動じず穏やかに過ごしていたという。一週間ほどして知人がこの猫を見分け、千メートルほど離れた飼い主宅のものと判明し、翌朝に中間地点で引き渡す約束を交わした。猫はその会話をソファーで聞いていたようで、翌朝いつも通り外出したきり二度と戻らなかった。後にこの家出は三度目だったと知り、家族は連れ戻されるのを嫌って姿を消したのだろうと語り合ったという。文・下村澄子(東京都在住)。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)

松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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