行徳(5)
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どんな伝承か
千葉県市川市行徳での話。昔、一丁目に活動小屋があり、一〇銭で入れた。芝居があると触れ回るので、若い衆が大勢見に行った。終わるのが一〇時半頃で、そば屋でかけを食べてから帰る。二丁目道は両脇が堰になっており、円頓寺を曲がったところに松の木が往来へ張り出していて、ここへ来ると誰もがぞっと寒気がすると言いながら通った。あるとき、その化け松の所から大きな箪笥がわあっと下がってきた。そこを通らなければ家に帰れないので、皆で騒いで四軒町という家へ駆け込み、一服してから急いで帰ったという。ムジナのしわざだと語られた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代)
松谷みよ子『現代民話考 11 狸・むじな』を小話単位で全376話収録。狸・むじなにまつわる現代の民話・怪異譚(化かし・化け)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明372話・市区町村判明317話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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