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義信じいさんの火に寄った女ムジナ

所在地群馬県前橋市小坂子町
登場石田義信
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

前橋市小坂子町の石田義信は明治二十九年生まれで、話を語ったときは九十四歳だった。若い衆のころはよくムジナに化かされたので、ある日仕返しをしてやろうと、わざと油揚げを持って夜の山道の道端で火にあたりながら休んでいた。夜十一時を過ぎたころ、着物姿のきれいな女が現れたので火にあたるよう勧めると、礼を言って火の前に座った。ところが腰から下をむき出しにしたままなので、人間ではないと悟った義信は、棒で火をかき立てて相手にぶつけた。すると女はキャンキャンと鳴いてムジナの正体を現し、逃げていったという。本人の体験談である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年))

『現代民話考 11 狸・むじな』は、松谷みよ子が一九九五年(平成七年)に編んだ現代民話の資料集である。明治から現代までに各地で語られた狸・むじなの話を、聞き書き、読者の回答、郷土誌や民話集、新聞記事から集める。狸火、腹つづみ、音まね、いたずら、化かし、たたり、人助け、戦争にいった狸、今の暮しなど十二の部に分け、話例ごとに本文と類話の「分布」を添え、巻頭に序文と前文、巻末にあとがきを置く。

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仕返し油揚げ

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