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佐藤垢石の見た狐火

所在地群馬県前橋市
年代不明
登場佐藤垢石
出典霊魂の世界 ― 心霊科学入門

どんな伝承か

釣り師で随筆家の佐藤垢石の村のそばには利根川が流れ、川べりの雑木林には狐や狸などが棲んでいた。垢石の家では広い二階で秋蚕を飼っていたが、蒸し暑いある夜の八時ごろ、雇い人五、六人と二階の縁で涼んでいると、東へ三、四百メートル離れた利根川の堤に、数百とも数千ともつかない灯の行列が現れた。一つ一つを人が手に持って歩くかのように賑やかで、話し声まで聞こえそうなほどだった。光景は二、三十分ほど続き、やがてすべての灯がいっせいに消えたという。

原典より

私と五、六人の雇い人が二階の縁で涼を入れていると、三、四百メートル離れた東の利根川の堤に数百、数千とも知れぬ灯の行列が現われた。—— 霊魂の世界 ― 心霊科学入門(板谷樹・宮沢虎雄・1971年(昭和46年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂の世界 ― 心霊科学入門(板谷樹・宮沢虎雄・1971年(昭和46年))

『霊魂の世界――心霊科学入門』は、板谷樹と宮沢虎雄が昭和四十六年に著した心霊科学の入門書である。古代の霊魂観や内外の幽霊の記録に始まり、ハイズビル事件と英米の心霊研究学会の創立、霊視・霊言などの精神的現象、物質化や心霊写真などの物理的現象、心霊治療、死と再生までを、日本心霊科学協会での実験や勝五郎再生の現地調査を交えて述べる。全十二章からなり、昭和四十二年に徳間書店から出た同題の本に筆を加え、同協会が自費出版したものである。

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