生駒トンネルの死者が写る記念写真
どんな伝承か
数年前の一〇月に開通したばかりの近鉄東大阪線・生駒トンネルで火災が発生し、複数の死者が出た。東大阪市の高校では、開通記念パーティの写真にトンネル工事で死んだ人たちが写り込んでいたという噂や、終電車(午前零時)に乗ると幽霊が出るという話が生徒の間で語られている。実際に終電に乗った学友が白いもやのようなものを見たり、急に眠気に襲われたと語っているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))
『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。