上鶴間
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どんな伝承か
昭和五六年の夏、上鶴間の家で坊さんを呼んで法事を営み、スナップ写真を撮った。現像すると、仏間の仏壇やその脇のテレビ、坊さんの膝のあたりに人の顔らしきものが一杯写って出てきた。柱には女の髪が絡まっているように写り、夫と姑の顔は二重になって、それぞれもう一人ずついるように見えた。息子が四、五人に見せると皆が不思議な写真だという。神社へ持って行くと、坊さんに付いて様々な霊が来ることもある、宅の縁の者も出ているだろうと言われ、焚いて浄めてもらった。しかしその年、夫と姑は次々に重い病にかかり、姑は寝たきりになった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))
松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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