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自殺前夜の松井須磨子を写した一枚

所在地東京都新宿区神楽坂
年代現代
登場松井須磨子、被写体
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

ある新聞社の写真班が、よい種はないかと神楽坂あたりを歩いていた。ふと前を見ると、身なりの整った女がうつろな目つきで電柱の広告を眺めている。当時名の知れた松井須磨子だったので、街頭の彼女という着眼から一枚撮り、挨拶を交わして別れた。翌日、社で現像していると須磨子自殺の報が入り、その写真はさっそく記事に添えられた。ところが一緒に写り込んだ電柱の広告は仁丹のもので、そこには明日をも知れない身の上という文句が刷られていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))

松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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