トップ > 東京都の伝承 > 台東区

浅草上野間に開いた地下鉄の白銅改札

所在地東京都台東区(浅草駅)
年代現代
登場—
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

関東大震災のあと、東京の復興は目覚ましく、江戸の情緒に代わって近代化の波が一度に押し寄せた。銀座や丸の内にはビルが次々に建ち、郊外と都心を結ぶ駅を抱えた新宿は盛り場として一気に伸びる。その一つの目安が昭和二年十二月三十日の浅草・上野間、二・二キロの地下鉄開通であった。歩けば十数分の距離だが物珍しさに客が押し寄せた。切符も改札員もなく、十銭白銅を投げ入れると一人分だけ扉が回る仕組みで、乗客は暗い地下を走る速さに驚き喜んだ。

原典より

回答者・中村博(東京都在住)。—— 現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

種別から探す

分布

台東区の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』の伝承