檀家の死を夢で知る宝泉寺の和尚
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どんな伝承か
昭和二十八年頃のこと。西津軽郡深浦町の宝泉寺の住職であった小野宏道は、町の小学校の教師も務めていた。和尚はよく夢で檀家の人の死を予知したという。夢はだいたい型が決まっていて、本堂で勤めをしていると誰かがそっと背後へ来てちょこんと座った気配がし、振り返ると誰もいないまま目が覚める。あるいは寺の門前を行ったり来たりする人がいて、境内から「どなたですか」と声をかけて門まで行くと誰もいない。そういう夢を見た翌朝は、たいてい檀家の人が亡くなったという知らせを受けた。とくに門前を行き来する夢のときは、重病の人、難病の人であったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))
松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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深浦町の伝承
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