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はる子はまだかと待った父の夢

所在地群馬県館林市
年代昭和四十年
登場丹羽はる子
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

昭和四十年夏、群馬県館林市の丹羽はる子は、病床の父が自分の名を呼びながら到着を待ちわびて息を引き取る夢を見た。両親の反対を押し切って結婚し勘当の身であった彼女は、父の病気のことすら知らずにいたが、まもなく「父病重し」の知らせが届く。一ヵ月後、夢のとおり父は「はる子はまだか」と呼びながら彼女の到着と同時に息を引き取った。さらにその一週間後、今度は実家が破産する夢を見たが、それから十年後、夢のとおり実家は本当に破産したという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。

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